自分がわからないことを訊かれると、
つい条件反射で知ったかぶりをして、
答えてしまうことがあります。
また、わからないことを「わからない」と、
正直に言うのも恥ずかしい気持ちもあります。
たとえば、とある小学生くらいの子供が、
「結婚って、何が大変なの?」と、
キラキラと純粋な眼をして聞いてきたとしましょう。
まぁ、僕にこの質問をしてきたとしたら、
そもそも質問する相手を完全に間違えている気がしますが、
「結婚相手を見つけることだよ」と答えます。
笑ってくれれば、大成功。
「(* ̄- ̄)ふ~ん。で、何が大変なの?」と、
軽くあしらわれたら、どうしましょ。
ここで、もし「結婚ってのはね・・・」と、
結婚の大変さを話し始めたとしたら、
100%先が続かないでしょう。
だって、僕自身、結婚したことないもの。
わからないものはわからない。
結婚の大変さどころか、
結婚が何なのか、さっぱりわからないから、
話を続けようにも、言葉が続きません。
「知ったかぶりをしなきゃよかった」と、
後悔しても、時すでに遅し。
これが、もしトレーダーの大変さなら、
体力の続く限り、喋ることができます。
「負けたら、お金を失うんだよ」からスタートし、
「3回に2回は負けるし、運が悪ければ20連敗。
ましてや、そういうときに限って、
大きな金額を賭けているから、
積もり積もった損失額は・・・」と、
トレーダーへの興味・関心が、
しょんぼりしぼむまで喋ることでしょう。
僕にとってのトレーダーのように、
経験のあることやわかることであれば、
実感があるので、自分の言葉で語ることができます。
でも、結婚のように、
さっぱりわからないことだと、
実感が湧かないので、語ろうにも語れません。
だから、
わからないこと、未知の世界についての質問に対しては、
「さぁ」とか「わからない」で、OK。OK牧場。
ただ、わからないと意味は似ているのに、
「知らない」という言葉で返事をすると、
気を悪くする人がいるので注意が必要です。
かつて高校時代、現代文の授業で、
教師の質問に対して答えがわからなかったので、
「知りません」と答えたら、
「わかりません、でしょう」と答えを訂正されました。
わかりませんと、知りませんでは、
何が違うのですか?
うーむ、日本語は難しい。
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