タイトル“哲学の道はトレードへと通ず、だから何?”
とある通り、言いたいことは、後半部“だから何?”につながる部分です。
けれども、まずは前半部:哲学の道はトレードへと通ず
つまり、哲学とトレードの共通点を説明から入ります。
もし仮に、その説明を省略すると、
どこが哲学とトレードは共通してるの?
どーしてー、どーしてー?
と、めんどくさい疑問を投げかける人(≒わたくし)が
いるかもしれないからです。
ただ、そうは言っても
哲学に興味がある人は、少ないでしょう。
トレードに興味がある人は、
哲学に興味がある人よりは多くとも、
やっぱり絶対数としては、少ないはずです。
興味がある人には、少しは役立つ(はずの)内容ですが、
両方に興味がない人は、すっ飛ばしてね。
あ~、前置きめんどくさい。
前置きが終わったので、
哲学とトレードの共通点の説明からです。
哲学とトレードの共通点、
それは、
学んでも誰の役にも立たないこと。
残念ながら、その通りなんですが、
こんな共通点では、ここで話が終わってしまいますし、
僕がわざわざ時間を掛けて文章を書きません。
学生時代、哲学を専攻していたので、
ふと10数年ほど昔を振り返って、
哲学ってどんな学問だったんだろーと考えてみると、
哲学って、
「なぜ、そうなるのか」を追い求める学問である
という結論に至りました。
・なぜ美しいと感じるのか。
・なぜ人を殺してはいけないのか。
・なぜ一度好きに人になった人を忘れられないのか(←僕の卒論のテーマです)。
などなど。
「ねえ、どーして?」と、
幼稚園児が聞いてくるような質問を、
いい年した大人が追い求める。
これが、哲学だなーと思いました。
一般的な哲学のイメージは、
誰だか知らんオッサンが、
あーだこーだ言ったの言ってないのとか
ネチネチ議論している学問かなと想像します。
こんなのは哲学ではなく、「哲学研究」です。
哲学研究の必要性は理解しているつもりですが、
こんなのに人生を費やすなんて、僕はまっぴら御免です。
哲学研究を“こんなの”と切り捨てて、
哲学研究者を敵に回したところで、
次は、トレードの話です。
トレードの勉強に数年を費やして、
やっと、トレードという仕事の全貌を少しわかってきました。
まぁ、話の流れから、
次に来る言葉は推測できると思いますが、
トレードも、
「なぜ?」を追い求める仕事(学問?分野?)だと、
最近感じています。
・なぜ相場は上昇するのか、下落するのか。
・なぜブレイクアウトは起こるのか。
・なぜ撤退した途端、エントリーした方向に相場が進むと、
Fuck!と机を蹴り飛ばしたくなるのか。
これらの疑問を、
自分が納得の行くまで追い求める。
僕がトレードの師と勝手に仰いでいる野川徹氏も
「“なぜそれは起こるのか?”という疑問が大切だ」と言っています。
「なぜ?」を追い求めることがトレードだと、
僕は思っています。
売った買った、勝った負けたなんてのは、
トレードのあらゆる仕事の内、1%にも届きません。
以上が、哲学とトレードの共通点
についての説明でした。
続きは、後半へ。
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