つらい思い出を告白したとき、
君は言ってくれたよね
「私だって、そうよ
私がされたこと、今でも覚えているわ」
この言葉に どれだけ勇気づけられたか、
知ってるかい?
何気ない言葉に
心がすっと 洗われた気がしたんだ
相手を憎んでもいい
そう 自分に許すことができたから
つらい思いを抱えていた時の僕は
一人だったけど、
言ってあげたいことがある
今は一人かもしれない でも
生きていれば きっと味方が見つかるから
君の思いを わかってくれる人がいるから
そのままでいいんだよ
ずっと 一人だと思ってた
どこにも味方がいない そう思っていたんだ
でも すぐそばに 君がいた
君と一緒に 歩いて行きたいんだ
だけど君と話したら少しだけだけど気が楽になった
似たようなことを打ち明けてくれたからかな
―現実という名の怪物と戦う者たち/高橋優―