走るオタクのひと言もの申す! ~故障するから、速く、強くなる~

走ることが大好きなオタクが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

筋トレで、故障予防 ~故障予防シリーズ Part4~

レーニングを始めたときは、
全く違和感を抱くことがないけれど、

数ヶ月、練習を積み重ねていくと、
身体の特定の箇所に、違和感や痛みが
現れることはありませんか?


僕は、かつてありました。

週間走行距離が70km前後に到達したり、
30km走を行ったりすると、

太モモからヒザの辺りにかけて、
違和感が現れるのです。

違和感のレベルに留まっている限り、
走れてしまうのですが、

違和感を抱えながらのトレーニングは、
控えめに言って、とても気持ち悪い。

そのまま放っておくと、
痛みや故障へとつながります。

コイツを何とかしたい
と思っていました。


違和感退治として、
白羽の矢が立ったのは、

「筋トレ」です。

特定の箇所に違和感が現れるならば、
特定の箇所を強化すればよい。*1

この発想で、
筋トレを選抜しました。

僕の場合は、太モモからヒザにかけて、
違和感が現れていたので、

選んだ筋トレの種類は、
スクワットとモモ上げ。

スクワットについては、
両足スクワットを
すでに日常的に行っていたので、

両足スクワットの発展形
片足スクワットに変更しました。*2


2種類の筋トレは、
ラソンシーズンの最初から始めました。

補助トレーニン
という位置付けなので、

走る練習の邪魔にならないよう、
週二回でスタートです。

筋トレを始めた当初は、
半信半疑でした。

本当に効果が現れるのか
わかりませんでしたが、

とりあえずやってみるか、
という心境です。

筋トレを
継続していくうちに、

週間走行距離が70km前後に
到達する時期に差し掛かりました。

筋トレの効果が、
試されるときです。


いつもの違和感は、
現れませんでした。

30km走を行うシーズン佳境に入っても、
違和感が表れず、

本命のフルマラソンが終わるまで、
違和感は、一度も現れませんでした。

筋トレ、
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


僕が行ったのは、

違和感が現れがちな箇所の筋トレを
ラソンシーズンの最初から、
週2回実施することです。

違和感対策、
ひいては、故障予防として、

・鍛える箇所(=弱点)
・開始する時期
・頻度

この3点を押さえて、
筋トレを行ってみてはいかがでしょうか。

 

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*1:気が付いてみれば、
とてもシンプルな答えでした。

なんで気が付かなかったんだろう。
ふーしーぎー。

*2:筋トレの具体的なメニューは、

片足スクワットを2パターンで行い、
左右それぞれ10回×3セット。

モモ上げが、20m×2セット。

年間計画に“休養期”を ~読者の要望に“勝手に”答えます~

フルマラソン後に行いたいことという記事で、
「休養をした方が良いよ」と書いたとき、

読者の方から、
ある意見を頂きました。

その意見とは、

「年間計画に“休養期”がないんですよ」

というものでした。

休養期入りの年間計画がないなら、
作っちゃえばいいじゃない。

ということで、
休養期入りの年間計画を作りました。


<年間トレーニング計画>
・3月~7月  :スピード養成期
・8月     :休養期
・9月~2月中旬:マラソンレーニング期
・2月中旬~  :完全休養期

どや。

先ほど
「年間計画を作りました」と、

この計画を一から作ったかのような
ニュアンスを醸し出しましたが、

実は、
この年間トレーニング計画、

僕の昨年度の
年間トレーニング計画そのまんま。

ただまとめて、載せただけー。
(*´∀`*)


年間計画の概略を
簡単に説明しますと、

1年の前半5ヶ月ほど、
スピード養成期に費やします。

その後、1ヶ月の“休養期”を挟み、
ラソンレーニングに5ヶ月半。

フルマラソンが終わったら、
完全休養期となります。


続いて、

スピード養成期と
ラソンレーニング期に挟まれた
休養期について詳しく説明します。

休養期には、
一応、走ります。

走るとは言っても、
ポイント練習を行わず、
30分~1時間ほどの軽めのジョグが中心。

ジョグ中心のメニューを
1ヶ月ほど続けます。

これが休養期に行うことです。

全く走らないことを想定する
一般的な休養とは異なるので、

「つなぎの期間」と
言い直しても構いません。


ただ、休養期を設定するとき、
最も押さえてほしいポイントは、

休養期に行うメニューでもなく、
休養期の長さでもなく、

休養期を設定した時期です。

上記の年間計画では、
8月に休養期を設定しましたが、

8月は、どんな気候でしょうか?

僕が住んでいるのは東京なので(一応)、
「東京の8月」と限定しておきましょう。

東京の8月と言えば、


・・・クソ暑い。

僕自身、
暑さがとても苦手なので、

余り走らなくて済む休養期を
8月に設定しました。

休養期、バンザーイ。


大切なのは、

休養期を、
自分が最も苦手な気候の時期に設けることです。

もし寒さが苦手なら、
休養期を1月か2月に設ければいいでしょう。

花粉症に苦しんでいるならば、
休養期は3月がベストの時期です。

万が一、苦手な気候がないなら、
お好きな月にどーぞ。

 

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マラソン後は休養がベストである、たった一つの理由 ~復活の故障予防シリーズ Part3~

前々回前回の記事に引き続き、
今回も休養をテーマにした記事です。

休養三部作の完結編となります。

タイトルは、

“マラソン後は休養がベストである
 たった一つの理由”。

ラソン後に「なぜ」休養が大事か?
という話です。

一見地味なテーマですし、
皆さんの関心も薄いことでしょう。

ですが、
この「なぜ」を理解していると、

フルマラソンについての理解が
確実に一歩進むことを保証します。

もし、前々回前回の記事を
読んでいない人がいれば、

こちらからどうぞ。


ラソン後は休養がベストである
と主張している理由は、

フルマラソン後は、
故障のリスクが極めて高いので、

レーニングを行う代わりに、
休養を行えば、*1

故障する可能性が
限りなくゼロになるから

です。

一言で言えば、
休養が“故障予防になる”から。


そもそも、
フルマラソンについての
理解の前提として、

フルマラソンは、
身体に多大なダメージを与えます。

42.195kmを走る過程で、
数万回着地するわけですから、

接地する足・脚には
大きなダメージが残ります。

もちろん、脚だけではなく、
各筋肉に酸素を運搬する内臓にも
相当の負担が掛かります。

さらに言えば、
フルマラソン当日のダメージに加え、

それまでに積み重ねてきた
レーニングの疲労
身体に蓄積されています。


・脚にダメージ
・内臓に負担
・身体に蓄積された疲労

フルマラソンを走った直後、
これらが積もりに積み重なっているとき、

つまり、
身体が膨大なダメージを負っているとき、

もしトレーニングを行うと、
身体はどう反応するでしょうか?

すでに十分傷ついている状態に、
さらにダメージを上塗りするのですから、

身体は
“痛み”という悲鳴を上げます。

この痛みが、
走れないレベルまで強まると、
“故障”と呼ばれます。*2


フルマラソンは、

通常のトレーニングやレースとは
「けた違いに」身体への負荷が高いので、

フルマラソンを走った直後に、
レーニングを行うと、

故障するリスクが
極めて高いのです。

故障するリスクが高いと
事前にわかっているのですから、

わざわざ、
レーニングを行うなんて、

“故障の地雷原”に突っ込む
という無謀な行いはせず、

身体が疲労から回復するまで、*3
休養をゆったり行うこと

を薦めています。


最後に、
余談にはなりますが、

僕が
休養を強く薦めているのは、

フルマラソン後、
すぐにトレーニングを再開して、
故障した苦い経験があるからです。

フルマラソン後の
体重が軽い状態で、
レーニングを再開したら、

もっと体重が軽くなって、
もっと速く走れるんじゃないか

という目論見でしたが、

結果は、
レーニングを再開する時期が
予定より1ヶ月遅れ、

再開した後も、
数ヶ月ほど違和感を抱えたままでした。

後から振り返れば、

ちゃんと休んだ方が
レーニングを早く再開できました。

最も近道に見えた道は、
実は最も遠回りな道だった

というオチです。


この経験と反省から、
皆さんには休養を薦めているわけです。

ラソンを始めた当初から、
休養できていた訳ではありません。

まぁ、だからと言いますか、
すぐにトレーニングしたい気持ちもわかるので、

この意見に納得できん!と言う人は、
自分で実際にやってみるのもよし。

でも、
できることならば、

この文章から学んでほしいなー
というのが僕のささやかな願いです。


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*1:休養には、
全く運動をしない完全休養と、
軽い運動を行う休養があります。

今回の休養は、
完全休養の意味で使っています。

*2:身体のメカニズムを理解すると、
故障は、身体にとって自然なこと
だと言えます。

*3:フルマラソン疲労から
身体が回復していく過程は、
体重の増減で観察できます。

体重が変わらないか、
減っているときは回復中。

体重が増えたら、回復完了。

経験上、体重が増え始めるのは、
フルが終わってから1週間後です。

フルマラソン疲労から回復するには、
どれだけエネルギーが必要か実感できます。