前回のエントリーでは、
“ランナーあるある 故障の原因 TOP3”
を取り上げました。
いずれの故障の原因も、
ランニング日記を見返すことで、
原因を突き止めることができます。
しかし、日記を見返しても、
見つけられない原因が一つだけあります。
それが、
“練習のペースに不適なランニングシューズで走った”ことです。
そもそも、
代表的な練習のペースに適した
ランニングシューズを知っていますか。
ミズノのシューズを例に、
代表的な練習三つと、
そのペースに適したシューズを挙げます。
<練習とシューズの対応表>
・LSD(キロ6分より遅い) ウエーブエニグマ
・ジョグ(キロ4分台前半~6分未満) ウエーブライダー
・インターバル走(キロ3分台) ウエーブスペーサー(あるいは、ウエーブイダテン)
カッコ内のペースは
参考ペースになりますので、
上から順に、
「ゆっくり、標準、速いペース」と
置き換えても構いません。
故障の原因となりうる、
“練習のペースに不適なシューズで走る”とは、
速いペースに対応したシューズで、
遅いペースの練習を行うことです。*1
たとえば、
インターバル走などスピード練習に対応している
スペーサーで、LSDやジョグを行うこと。
これがダメ。
スペーサーなどスピード練習に対応したシューズは、
クッションが薄く、地面からの反発を直に脚に伝えます。
LSDやジョグを行って、
長時間、地面からの反発を直に脚に伝えれば、
脚の筋肉が耐えられる限界を超えます。
限界を突破すれば、脚は故障します。
実際に、
スピード練習用のイダテンで、
LSDを2~3回ほど行ったら、
すぐに故障しました。
人柱になった人がここにいるので、
絶対に真似しないように。
練習とシューズの対応表を使って、
速いペースに対応したシューズで、
遅いペースの練習を行うこと
が故障の原因になることを説明しました。
なお、この練習とシューズの対応表は、
シューズマスター野村さんの表を
僕なりにアレンジした表です。
今回、取り上げなかった
アシックス派やアディダス派のランナーの方、
あまり薦めないけどナイキ派のランナーの方は、
本家・野村さんのブログを参考にしてみてください。
最後に、
故障について一言述べて、終わりにします。
故障とは、
「不幸印のギフト」です。*2
故障をすると、
・走りたいのに、走れない
・走れないから、イライラする
・練習を積めないから、記録は伸びない
良いことなんて何も無い。
この意味では、
故障は「不幸印」です。
でも、
故障には必ず原因があるんです。
原因を見つけ、改善策を立てれば、
ランナーとして必ず一回り強くなれます。
この意味では、
故障は「ギフト、贈り物」です。
故障している間は、
嫌な思いをするけれど、
故障を乗り越えれば、
ランナーとして成長する。
だからこそ、故障は、
“不幸印のGIFT”なのです。
エンディングテーマは、
Mr.Childrenの「GIFT」でした。
ためになったら、↓を押してもらえると、
ブログを書く励みになります
★ケガ&故障予防して、自己ベスト更新を狙うなら、
この一冊
『さらば、ケガや故障よ
順調に練習を積めるランナーになるために
『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』
をはじめからていねいに 増補改訂版』
・ココナラ版 ”ココナラ限定特典付” オススメ!
・Kindle版
・練習メニューの作成依頼はこちら