かつては、
左ひざの故障で半年以上まともに走れず。
また、走れたとしても、
故障を抱えたままの練習のため、記録は伸びず。
典型的な故障持ちランナーでした。
でも、今シーズンは、
故障であまり走れなかった期間が、
わずか1週間(今のところは)。
自称“ミスター故障持ち”から
故障無しランナーに変身できたのは、
故障するたびに、
ランニング日記を見返すことで、
「故障の原因を特定できた」からです。
マラソンランナーにありがちな
故障の原因を挙げていきます。
故障の原因は、ちょうど3つ。
せっかくの機会ですから、
“ランナーあるある 故障の原因 TOP3”
と題して、ランキング形式で発表していきます。
故障の原因を見つけるときに、
ランニング日記で着目するポイントも添えておきます。
では、第3位!
○第3位:他にストレスの原因を“いくつも”抱えている
<着目ポイント:睡眠時間・体調>
マラソン以外にも、
ストレスの原因を複数抱えると、
睡眠時間が短くなったり、
夜中に起きたりする結果として、
睡眠の質が低下し、体調も落ちます。
体調の悪い状態で走れば、
どうなるか、もうおわかりでしょう。
故障します。
しかも、睡眠の質が低下すると、
練習の疲労からも回復できないため、
故障のリスクがさらに上がります。
実際、僕も
・今の仕事を辞める
・就職活動中
・睡眠薬を絶ち、禁断症状と格闘中
という3つほどストレスを抱えたまま、
トレーニングを行っていたら、
月1の頻度で故障しました。
こんな状態で大会に出場しても、
ろくな結果になりません。
復帰後のワースト記録を叩き出した上に、
その後約半年間、走っては故障の繰り返しでした。
続いて、第2位!
○第2位:“いきなり”週間走行距離を増やす
<着目ポイント:週間走行距離>
“いきなり”週間走行距離を増やすと、
身体がその負荷に対応できずに、故障します。
故障に繋がるキーワードは、
“いきなり”です。
たとえば、走行距離を、
・30km台から、いきなり100km弱へ増やす
・60km→70km→80kmと、毎週のように増やす
のように、
急激な走行距離の増やし方をすれば、
故障街道まっしぐらです。
いつ故障するの?
今でしょ。
栄えある第1位の発表です。
ガラガラガラガラー
ジャン!
○第1位:“2日連続して”キツいポイント練習をを行う
<着目ポイント:練習内容・練習の強度>*1
1日キツいポイント練習を行っただけでも、
脚の筋肉に“相当な”負担がかかります。
筋肉が痛んでいる状態で、
翌日もキツいポイント練習を行えば、
さらに、筋肉に負担がかかります。
2日連続してキツいポイント練習を行えば、
故障するのは、極めて自然なこと。
◎痛んでいる筋肉 + 相当な負担 = 故障
故障への方程式です。
2日連続のキツいポイント練習の
具体例としては、
・1日目:1000m×5本のインターバル走
・2日目:閾値ペース走3000m×3本
(閾値ペース ≒ 自己ベストのハーフマラソンのペース)
なんてのがあります。
「インターバル走+閾値ペース走」のセット練習です。
このセット練習を行った後に故障する確率は、
驚異の80%でした。
このセット練習の故障確率に気が付いたのは、
本当につい最近のことです。
なんで気がつかなかったんでしょうね。
なんでだろ~、なんでだろ~
ななななんでだろ~。
故障の原因・第1位は、
“2日連続して”キツいポイント練習を行う
ことでした。
ランニング日記を見返すことで
故障の原因として発見できましたが、
いまだに、これが原因で故障しますし、
今シーズンも故障しました。
“ランナーあるある 故障の原因 TOP3”として、
・“2日連続して”キツいポイント練習を行う
・“いきなり”週間走行距離を増やす
・他にストレスの原因を“いくつも”抱えている
を挙げました。
これらで故障の原因の8割方は確定できます。
着目ポイントを参考に、
ランニング日記を見直してみてください。
番外編へ続く
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*1:
練習の強度という言葉に
聞き慣れない人は、
練習の強度を
練習の「キツさ」に置き換えてください。
また、キツい感覚は、
主観的になりますが、
・苦しさから、あごが上がり、全身がガチッと緊張する
・口から泡を吹きそう
このくらいの感覚が
キツい感覚と考えてください。
ボルグの主観的運動強度なら、
それぞれ、15と16に相当します。