・・・だったらいいな。
実際に、高地トレーニングを行う前は、
“・・・だったらいいな”ではなく、
高地トレーニングのことを、
本当に万能薬だと思っていました。
具体的には、5000mのタイムならば、
高地トレーニングの効果で、
「記録を1分は短縮できるだろう」と考えていました。
高地トレーニングを行えば、
走力アップは約束されたも当然。
高地トレーニングを、
一種の万能薬のように捉えていました。
でも、2016年8月に2週間弱、
高地トレーニングを行ってみた上での感想は、
「高地トレーニングは万能薬ではない。
数多くあるトレーニングの内の1つ」
ということです。
この結論に至った根拠として、
高地トレーニングを行う前後の
5000mの記録を比較してみます。
・高地トレーニング前:
7月24日 17分33秒
・高地トレーニング後:
9月11日 17分14秒
結果は、20秒弱のタイム短縮でした。
高地トレーニング前のタイムが、
マラソントレーニングを始めてから
1ヶ月半しか経過していない時のタイムであることを考慮すれば、
20秒弱のタイム短縮なら、
いつも通り、低地でトレーニングを行った場合と、
結果があまり変わらないような気がします。
高地トレーニングを行わなかった場合の結果を
検証することは、タイムスリップができないので、
もちろんできませんが。
走力アップ、記録向上という観点からは、
高地トレーニングは×。僕にとっては、×。
高地トレーニングについての今回の結論です。
しかし、高地トレーニングを行うことで
得られた知見もそれなりにありました。
・朝ご飯は、パンではなくごはん
・パワーブリーズを行う回数は、30回×1セットではなく、30回×2セット
・やっぱり、部活(≒集団生活)はイヤー
高地トレーニングと関係が無い内容が
多い気がしますが、たぶん気のせいです。
一番大切なことは、
高地トレーニングが僕には向かないとわかったことです。
正確には、睡眠環境が整っていない限り、
高地トレーニングが僕には向かないということ。
自分に向いているトレーニング方法
を知ることは大切です。
しかし、それと同じくらい、
自分に向かないトレーニングを知ることも大切です。
残念ながら、高地トレーニングは、
走力アップの万能薬ではありませんでした。
走力アップのためのトレーニングの1つ
one of themでした。
最後に誤解を招かないよう、
念を押しておきますが、
上の文章は、
高地トレーニングの効果を否定するものではありません。
「僕にとっては、効果がなかった」
言っていることは、ただそれだけのことです。
どちらかと言えば、
僕自身、高地トレーニングを肯定する立場です。
環境の変化に強い自信があるならば、
一度、高地トレーニングを試してみることをお勧めします。
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