6月11日日曜日早朝、現地時刻11日土曜日にベルモント競馬場で行われた
ベルモントステークスに日本から参戦した、ラニ(武豊騎乗)が3着に入りました。
3着という着順は、2002年の日本産馬サンデーブレイクと並ぶ、最高着順。
日本調教馬としても、もちろん最高着順になります。
というか、日本調教馬がベルモントステークスに参戦したのは、
今回のラニが初めてでした。
しかも、ラニは日本馬として初めて、アメリカ三冠レース
ケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークス
すべてに出走しています。
結果は、順に9着、5着、3着と、尻上がりに着順を上げているものの、
残念ながら、優勝までは手が届きませんでした。
しかし、この三冠レース全てに出走した、
それだけでも素晴らしいことです。
アメリカの三冠レースは、日本の三冠レースとは異なり、
それぞれのレース間隔が中2週と、とても狭く、タフな日程だからです。
日本の三冠に例えるならば、
皐月賞、日本ダービー、菊花賞を中2週で参戦するようなもの。
人間のマラソンに例えるならば、
福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソンに中2週で参戦するようなものです。
目標のレースに向けて、調子を整えることは大変なはずですが、
異国の地でそれを行うのであれば、なおさら大変なはずです。
だからこそ、
三冠レースすべてに参戦したことそれ自体が素晴らしい業績なのです。
最後に、ラニに騎乗した武豊騎手と、
ラニを管理する松永調教師のインタビューを引用して、この記事を締めます。
ラニ(武豊騎手)
「馬のコンディションも非常に良く、いいレースでした。
直線を向いて勝利を意識する瞬間があった程で、悔しい気持ちも感じています。
アメリカのタフな3冠レース全てに参加し、しかも3つのレースの中で、
進歩しながら3冠レースを盛り上げたラニは素晴らしいと思います。
このような貴重な経験をさせていただき、オーナーをはじめ関係者の皆様に感謝しています」(松永幹夫調教師)
「よく頑張ってくれました。スタートが良く、また、距離が長いレースだったので、
ペースが落ち着き、楽に追走出来ました。ラニの競馬は出来ましたが、もう一歩でしたね。
十分世界で戦える力を見せてくれたので、また海外のレースにチャレンジしてみたいです」引用元:
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