走るオタクのひと言もの申す! ~故障するから、速く、強くなる~

走ることが大好きなオタクが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

怪我人だらけの相撲は、つまらん! ~相撲協会に、ひと言もの申す!~

先週末に終わった、
大相撲の初場所

初場所は、怪我などで
休場する力士のオンパレードでした。

二人の横綱を筆頭に、
怪我で休場した力士は、
合計六人。

残念ながら、

場所中に引退を表明した
稀勢の里関を含めると、

合計七人です。*1

僕の知る限りでは、
過去最多の休場する力士の人数です。

過去最多であり、最悪。

これほどまでに
休場力士があまりに多いと、

相撲を見ていても、
面白くない。つまんない。


〇力士の置かれた立場

力士が、休場する一番の原因は、
やはり怪我です。

ただ、
力士の置かれた立場を考えると、

怪我人が大量発生することが、
当然に思えてしまいます。

現在、力士は
一年間に何場所本場所に取り組んでいるか

ご存知ですか?

年間、六場所です。

二カ月につき、
一回本場所が開催されています。

ちなみに、本場所とは、

プロ野球ペナントレース
サッカーのリーグ戦に近く、

“本番の試合”という意味の
相撲用語です。

しかも、
本場所本場所との間には、
「巡業」という名の地方営業や、

次の場所に向けての稽古
が控えています。


で、いつ休むの?

力士、休む暇なし。

これでは、
本場所の疲れを取る暇がなく、

疲れが溜まっていく一方で、
怪我のリスクがどんどん高まります。


〇降格というペナルティ制度

でも、さすがに怪我をしたら、
本場所や、巡業・稽古を休めるんじゃない

と思われるかもしれません。

もちろん、休めます。

ですが、
巡業や稽古はともかく、

本場所を休むと、
休む回数によっては、

“降格”という
ペナルティが待っています。

一回の休みは、
一回の負けとカウントされるので、

一場所十五回の勝負のうち、
八回以上休むと、

勝ちの数より負けの数が多くなり、
負け越しと同じ扱いになってしまい、

今いる位より落ちてしまいます。

十五回全部休む(=全休する)と、
ガクーンと位が落ちます。

実際、横綱に次ぐ
上から二番目の位・大関まで上り詰めた照ノ富士関。

ここ数場所全休が続いていますが、

来場所の照ノ富士関の位は、
“下から”二番目の位・序二段です。

休むことによる降格というペナルティは、
これだけ力士の位に大きな影響を与えるのです。


本場所を休むと、
“位が落ちる”というペナルティがあるために、

力士は、なかなか休めない。

怪我を押してでも、
本場所に強行出場する力士が多い
と思われる元凶です。*2


〇何もしない相撲協会

年中無休で、
怪我をしやすい環境。

でも、怪我で休むと、
位が落ちるペナルティ制度。

これが、
力士の現在置かれている立場です。

こんなん、ダメでしょ。
力士の職場環境こそ、働き方改革でしょ。

と僕は思いますが、

力士の環境を管轄する相撲協会は、
何もしない。

満員御礼にあぐらをかいて、
見てるだけ―。

そんな相撲協会にひと言もの申す!


年間の場所数を、1場所でもいいから減らせ。*3
とにかく、場所数を減らせ。


そうすれば、

間違いなく怪我をする力士は減るし、
怪我で休場する力士も減るはず。

でも、
「場所数を減らせ」と主張すると、

協会側は、
おそらくこう反論するでしょう。

お客さんが相撲を見る機会が減っちゃうし。
興行収入が減っちゃうし。


喝!

いくら本場所
年に六場所も開催したって、

怪我人だらけの相撲なんか
見たって面白くも何ともない。

つまらん!


それに、

心身ともにフレッシュな状態で、
気迫に満ちた力士同士が、

全力でぶつかり合う取り組み
より大切なものがあるのかい?


答えによっては、

ドスコーイ。

*1:元とは言えば、2年前の大怪我が原因で、引退してしまいました。残念。

*2:強行出場しても、よくて、不甲斐ない相撲を取る。大体の場合、怪我を悪化させます。

*3:一場所だけ減らすなら、年産場所開催のある東京が第一候補。僕は東京在住だけど、構わない。