走るオタクのひと言もの申す! ~故障するから、速く、強くなる~

走ることが大好きなオタクが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

“殻を破る”ための最初の手がかり ~ランナーとして1段レベルアップするためのヒント~

桜が咲いていた頃、

都内でランニング仲間数人と
花見をしていたときのこと。

ランニングの話をしているとき、

そのうちの一人が、
気になる言葉を口にしました。


「殻を破れない」。


「殻を破れない」と言ったランナーは、

昨年度フルのベストタイムを
10分以上も縮めており、

僕からすれば、

「からぁ??? 何に悩んでんの。
 今やっている練習を、
 1段レベルアップして行えばいいじゃん」

で済む話に思えました。

「殻を破れない」なんて言葉は、

記録が伸びていても、
微々たる変化で実感がなく、

伸びてるのか伸びていないのか
よくわからない僕のような
ランナーのためにあるのです。


それはさておき。


そもそも、
「殻を破る」と言ったとき

“殻”って
具体的には何を意味してんの?


1500m で4分30秒を切ること?
フルマラソンで2時間40分を切ること?

それとも、
長い距離を腰高フォームで走ること?

いずれも
僕のここ2、3年の課題で、

いずれも
クリアできていませんが。


まずは、

“殻”という抽象的な単語が、
意味するところを具体的にする。

これがスタート。

殻の意味を具体的にすれば、
対策はポツポツと浮かんでくる。

1500m で4分30秒を切ることなら、
トラック1周を72秒で走ればいい。

トラック1周を72秒で走るためには、

72秒“以下”で走る練習を
400mなど短い距離で行えばいいとわかるはず。

この練習、
まだ一度もやってないんだけど。


“殻を破る”って
聞こえのいい言葉ではあるけれど、

そのままじゃあ、
脳みそは答えを出せない。

「殻を破るには、どうすればいいの?」
脳みそにと聞いても、

「……うーん」と
脳みそは悩んでしまう。

洒落のわかる脳みそなら、
こう答えてくれるかも。


「脱皮すればいいんじゃない?」


洒落た答えを
求めているわけではないのだから、

適切な答えを求めているなら、
答えが出てくる適切な質問にすること。

“殻を破る”あるいは“殻”が
どんな意味を持っているのか、

ちょいと考えてみたらどうでしょうか。