故障するから、強くなる ~走るトレーダーのひと言もの申す!~

走るFXトレーダーが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

今の走力に最適な、練習の設定ペースがわからないランナーへ ~VDOT、いかが?~

10年以上も前のこと。

初めてサブスリーを達成し、

次の目標タイムに向け、
レーニングを行おうとすると、

困った事態になりました。

練習の最適な設定ペースが
わからない。


サブスリー
・2時間45分
・2時間半

など、
キリがいいタイムの設定ペースは、

ラソンレーニングの
本や雑誌に載っていても、

当時の目標タイム:2時間55分という
半端なタイム用の設定ペースは、

どこにも載っていませんでした。


それから、約7年後。

やっと1つの答えに
たどり着きました。

それが、VDOT。

VDOTの特徴は、

直近のレースのベストタイムから、
練習の最適な設定ペースがわかること

でした。

僕が探し求めていたものと
ドンピシャ。


VDOTの使い方は、

まず、VDOT表を使って、

直近のレースのベストタイムに
相当するVDOTの数値を調べます。

f:id:enishi-san:20190215122119j:plain

VDOT表 赤丸でサブスリーあたりを示しました(『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』p.80)

当時のフルのベストタイムは、
2時間59分だったので、

これに相当するVDOTは、
53.5。

後の計算がメンドイので、
54に切り上げます。


次に、
VDOTを基にした設定ペースの表から、

VDOT54に該当する
設定ペースを探します。

f:id:enishi-san:20190215122300j:plain

VDOTに該当するペース表 『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』p.82-83 

・E:4分38秒~5分14秒
・M:4分14秒
・T:4分
・I:3分41秒
・R:82秒(400m あたり)

E~Rまで、
それぞれのアルファベットの意味は、

・E=ジョグ
・M=マラソンペース走
・T=閾値ペース走・LTペース走
・I=インターバル走
・R=レペティション

E~Iまでには、1㎞あたり、
Rのみ400m あたりの設定ペースです。

それぞれの練習を、
この設定ペースに従って
行っていけばいい

とわかりました。


ちなみに、

サブ3.5なら、VDOT:45
サブスリーなら、VDOT:54

2時間50分切りを意味する
サブエガなら、VDOT:57

に相当します。*1

このVDOTの数値に
該当する設定ペースを
設定ペースの表から探せば、

今の自分の走力にふさわしい
設定ペースがわかるのです。


少し本題から離れ、
ひとつ質問です。

VDOTの開発者の一人
ジャック・ダニエルズ氏は、

いつからコーチの現場で
VDOTを使っていたと思いますか?

2000年代?
いいえ。

1990年代?
いいえ。


1970年代です。


30代の僕が生まれる前から
すでに使っていたなんて

すごいよ!! ダニエルズさん。*2

ちなみに、

ジャック・ダニエルズという名前は、
正真正銘の本名です。


VDOTの存在を
もっと早く知りたかった、

そうすれば(以下、略)
という思いは尽きません。*3


さて、VDOTの使い方を
おさらいしておきましょう。

1.直近のレースのベストタイムからVDOTを調べる
2.そのVDOTに該当する練習の設定ペースを探す

あとは、その設定ペース通りに
練習を一つ一つ行っていきます。

なお、VDOTが載っているフルのタイムは、
5時間切り~2時間1分という世界新記録まで。

ある程度トレーニングを積んでいる
ランナーであれば、使えると思います。


今回、
VDOTの数値を調べるレースの例として、

フルマラソンのタイムを使いましたが、

レースのタイムとして使えるのは、
1500m ~フルマラソンまで。

5000m やハーフマラソンのタイムでも、
自分のVDOTを知ることができます。


現在のところ、
自分のVDOTを知る方法は、

1.VDOT一覧表と設定ペース表が載っている
 『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を読む

2.アプリやウェブ用ツールを使う
 (探せば、すぐに出てきます)

これからのランニング生活を考えると、
僕としては、

『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』
を読むことを是非薦めます。

*1:有名なマラソンランナーのVDOTを調べてみると、現・日本記録保持者大迫選手のVDOTは、81.5。来年度プロランナーに転向する川内選手のVDOTは、79.5。ちなみに、僕のVDOTは、59.5。

*2:週刊ジャンプのギャグ漫画『すごいよ!! マサルさん』のパクリ。

*3:最初に『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』日本語版が出版されたのは、2012年。