インターバル走は、
ペース設定を絶対に守る。
マラソンペース走でも、
ペース通りに走る。
ロングジョグでも、
もちろんペースを守る。
これらのポイント練習でペースを守ることが
重要なのはわかりますが、
ペース通りに走ってばかりでは、
疲れませんか。
ポイント練習に加え、
さらに、ポイント練習の間のジョグでも
ペースを気にして走っていたら、
気持ちはいつ休まるの?
いや、年中無休です
という話になってしまいます。
そこで、ひとつ提案。
つなぎのジョグくらいは、
ペースを気にせず走ってみませんか?
ペースを気にせず走ると、
肉体的な疲れだけではなく、
精神的な疲れが、ほど良く抜けます。
ペースを気にせず走れる
ジョグのスタイルを3つ紹介します。
1.決めた距離を走る
8㎞なら8㎞、10㎞なら10㎞
距離のわかるコースを使って、
あらかじめ決めた距離を走ります。
このとき、
必ず時計は家に置いておきましょう。
時計を持っていくと、
時計が気になり出して、
いつの間にか
時計と競争し始めます。
時計と競争し始めると、
その練習は、もはやジョグではない。
そのためにも、
時計は、おうちでお留守番。
2.決めた時間を走る
走り始めた時刻を確認しておいて、
30分なら30分、45分なら45分、
あらかじめ決めた時間を
走るスタイルです。
この練習スタイルは、
時計がどこかしらに置いてある
公園や広場で行うことがオススメ。*1
もしこのような場所がなければ、
スタート時に時計を確認するなり、
アラーム機能を使うなりして、
時間を測っておきます。
いずれの方法にせよ、
時計で時刻を確認する回数は、
最小限に抑えることです。*2
3.走る距離も時間も決めず、
ちょっと疲れるまで、走る
これまでと違って、
ちょっと野生児っぽいスタイルです。
僕自身ランニングの練習では、
このスタイルをまだやったことがありませんが、
ウォーキングの練習のとき、
よくやっています。
家の近くを気の向くままに
プラプラ歩いて、
「あぁ、疲れた」と思ったら、
そのまま帰宅。
こんな感じで
ランニングも行います。
<まとめ>
1.決めた“距離”を走る
2.決めた“時間”を走る
3.走る距離も時間も決めず、
ちょっと疲れるまで、走る
いずれの練習スタイルでも
大切なことは、
時計を外して、
ペースを気にせず走ること。
その日その時の体調に合わせた
“体内ペース”で走ることです。
故障明けやトレーニングを
始めたばかりの時期、
とりわけ、疲労が“とても”溜まっている
フルマラソン直後に有効な練習スタイルです。
できれば2週間は、このスタイルで
練習を行ってほしいところですが、*3
この練習を2週間も行ったら、
走力が落ちちゃうよ
と、心配するのはもっともです。
じゃあ、
こういう練習を1カ月以上続けた
僕の走力はガタ落ちですか。
まぁ、その通りなんですが、
疲労を抜くことが最優先事項なので、
これでいいんです。
試しに、1週間だけでも
やってみてはどうでしょうか。
疲労がほど良く抜けることは、
僕の経験上、保証します。
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