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アメリカ大統領選挙を歴史的に考える ~さらば、アメリカの良心~

2016年11月8日、日本時間で11月9日に
投票が行われたアメリカ大統領選挙
歴史的に考えてみます。

実は、この文章を書いたのは、
選挙結果が判明する前なので、

事前予想のような文章が
一部含まれています。

後出しじゃんけん”と批判したい人は、
勝手にすればいいです。ご自由に。

また、前半の部分は、
歴史と思想の小難しい話なので、

小難しい話が嫌いな人は、
「○まとめ」までスクロールし、
飛ばし読みしてください。


アングロサクソン国家、30年の歴史

<1980年代>
アメリカでは、レーガン政権(共和党)、
イギリスでは、サッチャー政権が誕生しました。

レーガンサッチャー両政権の基本姿勢は、
新自由主義ネオリベラリズム

ネオリベラリズムという用語は、

・自由競争の推奨
規制緩和
グローバル化

を三本柱に、

「結果としての」格差拡大をもたらす思想
という意味で用いています。

結果としてのという修飾語が、
とてもとても重要です。


<2000年代>
アメリカは、まさかのおバカブッシュ政権
イギリスは、ブレア政権。

ブッシュとブレアの仲良し二人組。
共に、新自由主義路線を継承する。

このどうしょうもないブッシュ政権の時に、
アメリカ発でリーマンショックが発生。

新自由主義の頂点は、おそらくこの辺。

リーマンショック以降、
新自由主義からの揺り戻しが始まった(はずです)。


時代は少し飛んで、

<2016年>
イギリスでは、EU離脱派勝利。
内向き=反グローバルが基本姿勢。

アメリカ大統領選挙、○○勝利。


○まとめ

ネオリベラリズムが始まったのは、
アメリカとイギリス。

その反動が極端な形かつ、
目に見えて始まったのも、イギリス。

この流れが続くならば、イギリスと同じ
アングロサクソン国家のアメリカでは、
どのような事態が起こるか。

つまり、アメリカ大統領選挙は、
どういう結果になるか。

アメリカ大統領選挙で勝つのは、
ヒラリー? それとも、トランプ?

かなり大雑把な歴史図ですが、

アングロサクソン国家である、
アメリカとイギリスの歴史を
約30年間俯瞰してみると、

残念ながら、勝つのは、
ドナルド・トランプに思えます。

どっちがより反動を象徴しているかというと、
ヒラリーよりトランプの方だと思えるからです。

ただ、論理的な判断ではなく、
かなり感覚的な判断であることは了承ください。


アメリカ大統領選挙について、
「あーだこーだ」と喚いている
自称知識人やコメンテーターたちには、

他国の国民の健忘症を嘆くより、
自らの歴史的視点の欠如を
少しは嘆いてほしいものです。

しかも、大統領選挙について騒ぐのは
選挙結果が出た2、3日後まででしょう。

まぁ、いつものことですが。

結果が出たら、
自らの見解を反省することなく、健忘し、

次のゴシップネタに移り、
戯言をまき散らすだけ。

どっちが健忘症だよ。


ちなみに、僕が支持しているのは
ヒラリー・クリントンの方です。

ヒラリーもトランプのどっちもウンコで、
目くそ鼻くその良い勝負だと思いますが、

どっちがマシなウンコかと言えば、
ヒラリーの方かなぁ、と思うからです。

ただ、どっちが勝つか賭けるならば、
間違いなくトランプに全額賭けます。


○結果がわかってから(11月10日木曜日追記)

2016年大統領選挙の結果は、
まさかのトランプ圧勝でした。

奇しくも、あろうことか、
予想が当たってしまいましたが、

嬉しいかと言えば、
そんなことはありません。

全くの正反対です。

嬉しいなんて気持ちこれっぽっちもなく、
底抜けに悲しいです。

かすみがうらマラソンで
春の嵐に吹かれ、沈没したこと。

別海町パイロットマラソンで、
季節外れの猛暑に襲われ、またも沈没したこと。

今年のFXのトレードで、
去年、一昨年の利益をすべて吹き飛ばす
大損を積み上げてしまったこと。

このすべてを足し合わせた悲しみよりも、
今回の結果を知ったときの悲しみは大きかった。

なんだかんだ言っても、
アメリカの良心に期待していたのだと思います。

さらば、ヒラリー。
さらば、アメリカの良心。

哲学者ニーチェが現代に蘇ったら、
彼はきっとこう言うでしょう。


アメリカの良心は、死んだ!

2016年11月9日は、
アメリカの良心の命日です。

その墓前には、
このカードを捧げたいと思います。

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