雲でかげる 初夏の屋上で
ひとり もの思いにふけっている
君への想いが 愛でないならば
なにが 愛することになるんだろうって
君に話すことができたら
「考えすぎよ」って きっと
笑い飛ばしてくれるだろうね
そんなこと
ひとり考えてた
iPod片手に 誰もいないテラス
話し相手を探すけど 見つからなくて
一番身近にいた草木は無口で
話し相手になってくれたら って思う
こんな気持ち
誰かに紛らわして欲しいけど
となりには 誰もいないから
寂しさの分だけ 強くなれるなら
ひとりで立てる強さがほしい
こんなこと
心の中で願う
どんな苦悩さえもあってよかったと讃え合える
日が来ればいいな
―卒業/高橋優―