最近、周りを見渡すと
ナイキのシューズだらけ。
マラソン中継を見ても、
ナイキのシューズ。
駅伝中継を見ても、
ナイキのシューズ。
ランニングクラブの練習会に参加しても、
ナイキのシューズ。
どんだけ“ナイキ族”増えてんの?
と、アシックス&その他派の
僕は思いました。
特に、
ヴェイパーフライ4%は、
すごい勢いで、ランナーの間に
広まっているように感じます。
でも、
ちょっと待った―!
次の情報を見ても、
ヴェイパーフライが
自分に合うと、
本当に思いますか?
ナイキの公式ホームページ
の商品説明では、
ランニングシューズの性能に詳しい
シューズマスター野村憲男氏の評価は、
「キロ3分台で走れるストライド走法の
ランナー向けシューズ」。*2
しかも、左右のブレを抑える
サイドのホールドが“ない”
ニットのアッパー。*3
これらの情報をまとめると、
ヴェイパーフライが求める
ランナー像は、
1.キロ3分台で走れる
2.ストライド走法
3.長い距離、推進方向に脚を振り出せる
高い技術を持っている
ランナーだと思います。
この3つの条件をすべて満たすランナーが、
日本にどれだけいるでしょうか。
3つの条件すべて
満たしていると思いました。
対して、
一市民ランナーの僕は、
3番目の条件がクリアできてないから、
履きこなすのは、今は無理だろうなぁ
と感じています。
シューズが求めるレベルが高くて、
今の自分の走りに合う気がしない。
だから、ヴェイパーフライは、
シューズの選択肢から外れています。
ただ、ランニングシューズとはいえ、
人の好みにとやかく言う気はないので、
ナイキのシューズが
好きで好きでたまらないんです
とか
流行りのシューズを
履くのが大好き
というランナーに対しては、
何も言うことはありません。
でも、それ以外のランナーには、
ひと言もの申す!
“自分の走りに合ったシューズを履け!”
ランニングシューズが
先にありではなく、
自分の走りの“個性”が
先にありきなんです。
人の性格には
個性があるように、
走り方にも
それぞれ個性があるから、
その個性に合った
シューズを履けば、
個性が活きて、
輝いてくるはず。
日本人に多いピッチ走法なら、
ピッチ走法に合ったシューズ。
キロ4分台で走るなら、
キロ4分台に合ったシューズ。
キロ5分台で走るなら、
キロ5分台に合ったシューズ。
皆さん一人ひとりの
今の走りに合ったシューズは、
探せば必ず見つかります。
でも、反対に、
自分の走りの個性に合わない
ランニングシューズを履けば、
個性は埋もれてしまう。
さらに、
ヴェイパーフライを履くために、
ランニングフォームを改造したら、
自分の走りの個性を
消していくのと同じこと。
それだけは、
やっちゃいけないでしょう。
皆さん一人ひとりの走り方には、
それぞれ個性があります。
自分の走り方の個性にふさわしい
ランニングシューズを選び、履くこと。
これが、今回
僕が最も伝えたいメッセージです。
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をはじめからていねいに ~故障予防編~
*2:ブログ:プロが教えます。!正しいランニングシューズの選び方!「久々に毒のあるランニングシューズが出てきました。」
*3:参考ブログ:しゅーろぐ「ヴェイパーフライ考察」