走るオタクのひと言もの申す! ~故障するから、速く、強くなる~

走ることが大好きなオタクが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

FXのレバレッジ規制は、誰のため? ~レバ10倍なんか、使えない~

今朝、ボケーっと新聞の経済欄を眺めていたら、
次の記事が目に入りました。

 FX証拠金倍率 下げ検討
 投資家保護「10倍」案 来年にも検討(読売新聞)

( ゚Д゚)ハァ?

レバレッジ400倍から、50倍、25倍と、
どんどん規制を強めていって、今度は10倍かよ。

ホントろくなことしねーな、金融庁は。

と、プンプンな気分で、
ググってみたところ、

日経新聞あたりでは、
先週末にすでに報じられた内容でした。


レバレッジ、何それ?」
と思った人に説明しておくと、

レバレッジとは、
手持ちのお金の~倍の金額が取引できる制度です。

~の箇所には、
レバレッジ~倍という場合の~の数が入ります。

例えば、手持ちのお金が1万円の場合、

レバレッジ400倍なら、1万円×400倍=400万円
レバレッジ50倍なら、1万円×50倍=50万円
レバレッジ25倍なら、1万円×25倍=25万円

レバレッジを活用すると、
上記それぞれの金額が取引できるようになります。

レバレッジのまたの名を、
証拠金倍率とも言います。


もし、今回の記事で報じているように、
レバレッジが25倍から10倍に変更されたら、

1万円で取引できる金額が、現在の25万円から、
1万円×10倍=10万円まで一気に下がります。

FX取引をしていない人には、
100%「ふ~ん」な内容ですが、

国内FX業者を使っていて、
なおかつ、手持ちの資金が少ない
“貧乏人”トレーダーにとっては、
死活問題です。

もちろん、
僕もこのカテゴリーの範疇です。

なぜレバレッジの変更が
死活問題になるかと言えば、

もしレバレッジが、
25倍から10倍に変更されたら、

今と同じ金額を取引するためには、
今の2.5倍のお金を用意しなけらばならないからです。


先ほど、レバレッジの説明をしたときに
用いた式を使って、具体的に説明します。

レバレッジについて
説明をしたときの計算では、

 手持ちの金額 × レバレッジ = 取引できる金額

という式を使いました。

この式をちょっと変更すると、

 取引できる金額 ÷ レバレッジ = 手持ちの金額 …◎

となります。

◎の式を使うと、100万円取引したい場合、
レバレッジ25倍なら、100÷25=4万円
用意すれば済むところが、

レバレッジ10倍に変更されると、
100÷10=10万円用意しなければなりません。

レバレッジ25倍なら、用意する金額は4万円
レバレッジ10倍なら、用意する金額は10万円

だから、10万円÷4万円=2.5倍
の金額を用意しなければならないということです。


100万円の取引ならともかく、

1000万円分の取引だと、
現在の40万円から、100万円へ

2000万円分の取引だと、
現在の80万円から、200万円へ

5000万円分の取引だと、
現在の200万円から、500万円へ

と、用意しなければならないお金が
ガクーンと上がってしまうのです。

ガビョーン。


手持ちのお金を全額賭けるような
ボケナスあんぽんたんはさておき、

一回のトレードで損する金額が
一定に決めているトレーダーにとっては、

はっきり言って、こんな規制
用意しなければならないお金(=証拠金)が増えるだけです。

デメリットしかありません。

こんなしょうもない規制をされたら
たまったものじゃないので、

レバレッジ規制が嫌なトレーダーは、
レバレッジ規制がない海外FX業者を使うはずです。

海外FX業者ならば、
レバレッジが400倍程度が通常な上に、

・クレジットカードによる入金手数料が無料
・出金手数料も、1000円ちょい
(海外の銀行から、日本の銀行への送金手数料としては、かなり安い)

と、僕が使っている海外FX業者の環境は、
ほぼ国内業者と変わらない環境になっています。

利用状況が変わらないならば、

レバレッジが高い業者、
証拠金が少なくて済む海外FX業者を使います。


そもそも、
FXを含め、投資は自己責任の世界です。

自己責任の世界なのに、
投資家の保護って、過保護すぎ。

投資家・保護ではなく、投資・過保護。

それに、FXをやっている連中は、
投資家じゃなくて、トレーダーだよ

というツッコミはさておき、

もし、投資家の保護を目的とするならば、

損切りしましょー
・損している人の割合は、少なく見積もって全体の8割ですよー
(国内FX業者と管轄する金融庁は、
 こういうデータをもっと公開した方が良い)

という情報を、
もっと大衆に広く知らしめるべきです。

それすらせずに、
安易にレバレッジ規制なんて、

“貯蓄から投資”なんて、
日本には到底無理ですわ。


ためになったら、↓を押してもらえると、
ブログを書く励みになります

にほんブログ村 その他スポーツブログへにほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ