「好きです」
素直に言える君がうらやましかった
僕は自分の感情さえ
言葉にできなかったから
いつだって
格好つけたり、理由をつけては、
ごまかしてばかり
正直に言うのを、
恥ずかしいとさえ思っていた
でも、君も同じだった
不器用だけど、
一生懸命伝えようとしていたんだね
伝えたい想いが
今ここにあるから
見えない力が
君を動かしていたんだ
僕は、君のようになりたい
つまづいてばかりでも、
少しずつ、1つずつ
自分の心を開いていくよ
一歩でも、また一歩でも
君に近づきたいから
目を瞑っても消えない光 君の心に見付けた
すうーっと 優しく淡く弧を描いて 頬を撫でてく「箒星」