走るオタクのひと言もの申す! ~故障するから、速く、強くなる~

走ることが大好きなオタクが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

トレードによくある「たら・れば」の甘い誘惑 ~あぁ、ここで買っていたら~

f:id:enishi-san:20170922144530j:plain

こういう綺麗に上昇しているチャートを見て、

「ここで買っていたら、今頃大勝ちしているのになぁ~」
と思ったことは、ありませんか?

僕は、もちろんありますよ。ありますとも。

トレードを始めた頃に比べれば、回数は減りましたが、
いまだに「たら・れば」を考える癖は抜けません。


次に載せるのは、僕が実際に「たら・れば」を考えた
最近の豪ドル米ドルのチャート(1時間足)です。

f:id:enishi-san:20170922144443j:plain

1つ目の赤四角で買い、
2つ目の赤四角で売り決済したトレードでしたが、
決済した直後どうなったか。

ご覧の通り、伸びてるー。
上昇を狙った判断自体は合っていました。


この結果を知ったとき、僕が思ったのは、

「ここ(=2つ目の赤四角)で損切らなければ、勝ってたのに・・・」

でも、現実はというと、

ここで損切って、ポジションは決済しているから、
このトレードでは負けているし、

最初のチャートの例に戻れば、
ここで買っていないから、大勝ちしていません。

(´・ω・`)


自分にとって都合の悪い出来事が起こると、
ついつい「たら・れば」について考えてしまいます。

「たら・れば」の誘惑に負けて、
“タラレバの世界”を考えることは、
とても困ったことに、非常に心地良いのです。

上の二例からわかるように、“タラレバの世界”を考えれば、
都合の悪いことから目を背けられるからです。

「たら・れば」の後には、
自分にとって良いことしか、起きないのですから。

・買ってい“たら”、大勝ちしている
損切りしてなけ“れば”、勝っている

ね。

大勝ちすることも、勝つことも、
概ね良いことだと言えましょう。

反対に、「買っていたら、大負けしているのに~」
とは考えないところが、人間の脳みその面白いところでもあります。


「たら・れば」の誘惑は断ち切りにくい。
それは、僕自身の経験からも実感しています。

でも、タラレバの世界にいる限り、
何も変わりません。絶対に。

よしんば、「よし! 次はがんばるぞ!」と、
福原愛ちゃんのように、胸の前で小さくガッツポーズしたって、無駄です。

運良く、今回と同じような状況が巡って来たとしても、
自分の実力が今回と何も変わっていなければ、
おそらく機会を見逃すことでしょう。

で、また「あぁ、ここで買っていたら(以下、省略)」
と、タラレバの世界へ戻っていきます。

「よし! 次はがんばるぞ!」なんていう
精神論にすがっている限り、

「よし! 次はがんばるぞ!」
⇒チャンスを再び見逃す
⇒「ここで買っていたら(以下、省略)」

「よし! 次こそはがんばるぞ!」
⇒チャンスを三度見逃す
⇒「ここで買っていたら(以下、省略)」
⇒・・・

という無限ループの中です。


精神論でどうにかなる問題なら、
とっくのとうに解決できているはずです。

じゃあ、どうすれば、
“タラレバの世界”の先へ行けるのか。
無限ループから抜け出すことができるのか。

「たら・れば」の前にある言葉「買っていたら」を、
「じゃあ、どうすれば買えるのか?」に変えるのです。

「じゃあ、どうすれば買えるのか?」
という質問を真剣に考えます。

具体的には、チャートを印刷し、
買いたいポイントに赤丸をつけ、
「どうすれば、ここで買えるか?」と書く。

f:id:enishi-san:20170922150333j:plain

この赤丸は、説明の参考にチャートに記入しただけで、
実際に買いポイントになるかどうかはわかりません。

買いたいポイントを書き終えたら、
この紙を普段目につくところに置いておきます。

1週間くらい経てば、
何らかの答えが出るでしょう。

もし答えが出なければ、
今の自分には無理なポイント(=ムリポ)と割り切り、
さっさとあきらめた方が良いと思います。


「たら・れば」を考えているときには、
何の役にも立たない脳みそですが、

「じゃあ、どうすればいい?」を真剣に考えれば、
非常に役に立つ脳みそ。

「たら・れば」はトレードに限ったことではなく、
マラソンについても同じく言えることです。

「故障しなければ、もっと速く走れるのに」
と思っているだけでは、何も変わりません。

「故障しないようにするには、どうすればいい?」
と考え始めると、何かが確実に変わり始めます。

脳みそは、誰にも平等に1つ与えられています。
脳みそをどう活用するかは、あなた次第です。

 

ためになったら、↓を押してもらえると、
ブログを書く励みになります

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 その他スポーツブログへ

トレーダーは、誰の役にも立たない ~トレーダーって、普段何してるの?~

こんにちは。
へっぽこトレーダーの毒舌批評家です。

今回からは、マラソン・ランニングから離れて、
(そもそも、最近更新してないじゃんというツッコミは、い・り・ま・せ・ん)

トレーダーやFX・トレードにまつわる
よもやま話を書いていこうと考えています。

一般の人には、謎だらけだと思われるトレーダーの姿が、
少しでも理解されるようになったらいいな、という試みです。

題して、
「トレーダーあれこれ(仮)」。

内容に相応しいタイトルがあるはずなので、
今のところは、仮タイトルです。

トレードについて何も知らない人でも、
内容がわかるように書いていくつもりですが、
いかんせん僕一人の脳みそには限界があります。

もし内容にわからないことがあれば、
「これ、わからん!」と、コメント欄で指摘してください。

「全体的に意味がわからない」という指摘には、
対応しようにも、どう対応すればいいのかわかりませんが、

「○○がわからんぞ。どういうこと?」という指摘であれば、
できる限り対応します。よろしくお願いしますm(__)m

さて、前置きが長くなりましたが、

「トレーダーあれこれ(仮)」の記念すべき第1回目のタイトルは、
“トレーダーは、誰の役にも立たない”です。


そもそも、
「トレーダーって、何してるの?」って人が大半だと思うので、
4行でトレーダーの仕事を簡単に説明します。

◎トレーダーの仕事
1.チャートを使って、過去のデータを検証する
2.過去のデータから、トレードルールを創る
3.トレードルールに基づき、実際の相場で売ったり買ったりする
4.売買の結果を反省する

僕が実際に行っている
トレーダーの仕事は、概ねこんなもんです。

チャートなど分からない用語があれば、
ググってください。すぐ見つかります。

“Plan Do See Check”に似たこの一連の仕事内容の中で、
トレーダーの仕事として一番イメージしやすいのは、3でしょう。

PCモニターを目の前にたくさん並べて、
忙しなくマウスをクリックしているトレーダーは、
おそらく3の仕事中です。

同時に、一番どうでもいい仕事は、3でもあるのですが、
直接お金のやり取りが発生するのは、3の過程です。

目の前の勝負に勝てば、お金がもらえ、
反対に、目の前の勝負に負ければ、お金を失う。

ただ、これだけです。


ここに、一般的な仕事とトレーダーの仕事との
大きな違いがあります。

一般的な仕事は、

・医者は、患者が病気から治る手助けをする
・小説家やマンガ家は、読者に面白いストーリーを届ける

これらの例のように、
自分の仕事にお金を払ってくれる相手がいて、
その相手に役立った対価として、お金をもらえます。

誰かの役に立つからこそ、お金をもらえるのです。
これが一般的な仕事における、お金のやり取りになります。


でも、トレーダーは違います。

トレーダーの仕事のところで説明した通り、
勝負に勝ちさえすれば、お金をもらえます。

その勝負において、相対する相手も
お金を払ってくれる相手もいますが、

当のトレーダーは、
その相手に対して、何の役にも立っていません。

一般的な仕事とは異なり、トレーダーは、
誰の役にも立たなくても、お金をもらえます。


また、上で挙げたトレーダーの仕事の内、

お金のやり取りが発生しない1・2・4でも、
誰の役にも立っていません。

1.チャートを使って、過去のデータを検証する
2.過去のデータから、トレードルールを創る
4.売買の結果を反省する

いずれも、傍から見たら、
一人で机に向かっているだけです。

この仕事のどこに、
誰かの役に立てる要素があるのでしょう。

だから、トレーダーは、
自らの仕事を通じて、誰の役にも立たないのです。


医者や小説家・マンガ家のように、
誰かの役に立っている人から
「この~役立たずが!」と言われれば、

トレーダーである僕には、
「その通り。役立たずでございます」と、
返す言葉もありません。

でも、公共の電波を使って、誰が不倫したしないとか、
クソのようなワイドショーを垂れ流すテレビ局の連中や、

売っている当の銀行以外誰も幸せにならない
ゴミのような投資信託を売っている銀行の連中に
同じようなことを言われたら、

「役立たずを通り越して、有害ですらある
 お前らに言われたくないわ」と返します。

・・・心の中で。


最後に、他人の仕事について、あーだこーだと
言う奴にひとつ聞きたいのだが、

「アンタの仕事は、誰かの役に立っていると、
 胸を張って、言えるんかい?」

少しは為になったら、↓を押してもらえると、
ブログを書く励みになります

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 その他スポーツブログへ

わからないことは、「わからない」と言える勇気

自分がわからないことを訊かれると、
つい条件反射で知ったかぶりをして、
答えてしまうことがあります。

また、わからないことを「わからない」と、
正直に言うのも恥ずかしい気持ちもあります。


たとえば、とある小学生くらいの子供が、
「結婚って、何が大変なの?」と、
キラキラと純粋な眼をして聞いてきたとしましょう。

まぁ、僕にこの質問をしてきたとしたら、
そもそも質問する相手を完全に間違えている気がしますが、

「結婚相手を見つけることだよ」と答えます。


笑ってくれれば、大成功。

「(* ̄- ̄)ふ~ん。で、何が大変なの?」と、
軽くあしらわれたら、どうしましょ。

ここで、もし「結婚ってのはね・・・」と、
結婚の大変さを話し始めたとしたら、
100%先が続かないでしょう。

だって、僕自身、結婚したことないもの。
わからないものはわからない。

結婚の大変さどころか、
結婚が何なのか、さっぱりわからないから、
話を続けようにも、言葉が続きません。

「知ったかぶりをしなきゃよかった」と、
後悔しても、時すでに遅し。


これが、もしトレーダーの大変さなら、
体力の続く限り、喋ることができます。

「負けたら、お金を失うんだよ」からスタートし、

「3回に2回は負けるし、運が悪ければ20連敗。
 ましてや、そういうときに限って、
 大きな金額を賭けているから、
 積もり積もった損失額は・・・」と、

トレーダーへの興味・関心が、
しょんぼりしぼむまで喋ることでしょう。


僕にとってのトレーダーのように、
経験のあることやわかることであれば、
実感があるので、自分の言葉で語ることができます。

でも、結婚のように、
さっぱりわからないことだと、
実感が湧かないので、語ろうにも語れません。

だから、
わからないこと、未知の世界についての質問に対しては、
「さぁ」とか「わからない」で、OK。OK牧場。


ただ、わからないと意味は似ているのに、
「知らない」という言葉で返事をすると、
気を悪くする人がいるので注意が必要です。

かつて高校時代、現代文の授業で、
教師の質問に対して答えがわからなかったので、

「知りません」と答えたら、
「わかりません、でしょう」と答えを訂正されました。

わかりませんと、知りませんでは、
何が違うのですか?

うーむ、日本語は難しい。

少しはためになったら、↓を押してもらえると、
ブログを書く励みになります

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 その他スポーツブログへ