“ひきこもりお兄さんは、好きですか?”
「綺麗なお姉さんは、好きですか?」のパクリですが、
特に深い意味はありません。
さて、ブログのタイトルに、
“ひきこもりランナー”と書いているように、
家にひきこもって働くこと
すなわち、“ひきこもり”であることを
今では、自分の特性として受け入れています。
外に出て働くと、ワタシとっても疲れる。
しかし、つい3年ほど前までは、
1日7時間(通称:9時5時)働けないことと、
悪戦苦闘していました。
コールセンターで働いたときは、
研修を含め、2日で逃亡(電話が、大の苦手)。
ゴミ収集の仕事を始めたときも、
3日で逃亡(潔癖症なのを忘れてた(〃▽〃))。
パソコンの設定の仕事では、半個室が与えられても、
続いたのは、2週間。実質労働日数は、4日と半日。
なんで他の人は1日7時間、しかも週5日も働けるのに、
この身体はダメなんだろーと思ってました。
週5日1日7時間働けない、どうすりゃいい?
という悩みの解決策を求め、Googleなどで検索すると、
「働けるだけマシだろ。仕事があるだけでありがたいだろ。
世の中には、体が不自由で働けない人だっているんだじょ」
なんて、素敵な意見に遭遇してしまいます。
一見、もっともらしいことを言っていそうなこの意見。
悩みの解決策として、何の役にも立たないウ○コです。
質問に対して、何も答えていませんもの。
この意見が言っていることは、
仕事がない人の方が、仕事がある人よりつらいんだぞぅ。
ぞぅさん、パオーン。
もっと簡単に言えば、
“下には下がいる”ってだけのことです。
で、何が言いたいの?
「相手の質問には、ちゃんと答えましょうね」と、
幼稚園の頃、先生に習わなかったのでしょうか。
しかも、この言い方は、
比較する対象、今回の例であれば、
身体が不自由で、働けない人を、
“勝手に”下位に位置づける、
失礼・無礼極まりない行為です。
さらに、具体例を挙げましょうか。
年収200万円で悩んでいる人に対しては、
「年収100万円の人もいるんだぞ」という言い方。
年収100万円で悩んでいる人に対しては、
「年収0円の人もいるんだぞ」という言い方。
年収が無い人に対しては、
「アフリカの貧困国では、1日1ドルで生活しているんだぞ」という言い方。
こういう下には下がいる言い方を、
専門的には、“犠牲の累進性”と言います。
犠牲の累進性を使った言い方は、
お金や仕事の問題でよく見かけます。
悩みを抱えた質問者に対して、
犠牲の累進性を持ち出す心情や、
犠牲の累進性を用いて言いたいことが
僕には、さっぱりわかりません。
ただ、言えることは、
犠牲の累進性を使った言い方は、
極めて失礼だということ。
心情的には、
控えめに言って大嫌いだということだけです。
ちなみに、
僕のしょうもない悩みのタネはどうなったか。
結論から言えば、
解決することを諦めました。
バイバイ、週5日の1日7時間労働。
パソコンの設定という、
人とあまりしゃべらなくて構わない仕事で、
なおかつ、仕事用に半個室を与えられても、
ニキビが大量にできるわ、トレードでミスを犯すわ。
そりゃあ、9時5時労働は諦めます。
結論を一言で表わせば、
「まぁ、いっか」。
『3月のライオン』の主人公・桐山くんと同じ着地点でした。
今改めて、当時を振り返ってみると、
9時5時労働ができるかどうか、
結果なんて実はどうでもよくて、
9時5時労働ができるかどうか、それに挑戦した、
悩みのタネをつぶそうと行動したという“事実”が
僕には大切だったんだと思います。
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