走るオタクのひと言もの申す! ~故障するから、速く、強くなる~

走ることが大好きなオタクが、伝統的な日本のマラソンの練習方法に、ひと言もの申ーす!ブログ。 月間走行距離を気にしなくても、記録が伸びる効率的な練習メニューや、故障せずにランニングを楽しめる練習メニューの作り方を公開中。 自己ベストは、2時間44分。目指すか、福岡国際。

思いっ切り、後ろ向き ~後ろ向きになることも、時には大切さ~

目標に挑戦することは、良いことかもしれません。
もしかしたら、素晴らしいことかもしれません。

しかし、目標に挑戦した結果、
目標の達成に失敗したら、落ち込みます。

時には、その結果がひどすぎで、
落ち込むどころか、笑ってしまうこともあります。

今回の防府マラソンの結果
まさにそうでした。


年末の防府マラソンに向けて、
2016年6月から合計7か月弱トレーニングを積んできました。

トレーニング期間中、
高地トレーニングや新しいタイプの練習メニューなど
色々試して、しっかり準備を積んできました。

いざ、本番。

結果は、自己ベストをたった3分しか更新できず、
目標タイムには4分以上足らず。


もぅ、がっかり。
あぁ、がっかり。

「まったく、イヤンなっちゃうわ」って感じで、
フェイスブックでタイムを公表する気にならず、

ブログの更新も、4ヶ月ほど放置していました。
ブログの更新を放置するのは、いつも通りですが。

スポーツマンは、爽やかで前向きな人種だという
なんとなくの印象がありますが、

少なくとも、
この文章を書いているマラソンランナーは、

ちょくちょくガッカリして、
イジイジするくらい後ろ向きです。


ただ、気持ちが落ち込んでいるときには、
思う存分、落ち込めばいいのです。

「今回の経験を次回の糧にしたいです」
なんて、聞こえの良いセリフ、No Thanks.

フェイスブック上で、
無理に明るく振る舞う必要もありません。

前向きな投稿だらけのフェイスブックを眺めると、
この人たちは一体いつ気持ちの整理をしているんだろう?
ロボットなのかしら?

と、不思議で不思議で仕方ありません。


気持ちが落ち込んでいるときに落ち込まず、
無理に前向きになろうとすることは、

自分の正直な気持ちを無視すること。

こんなことを繰り返せば、
いずれ大きなしっぺ返しを受ける羽目になります。

某国アメリカの人たちのように、
少し気分が落ち込んだからと言って、
抗うつ薬を服用するのは、末期症状です。

抗うつ剤なんてのは、
副作用がものすごいんですから、

うつ病のときに、医師の適切な指示の下、
服用すればよろしい。

通常のメンタル状態の時に服用するのは、
何か間違っている気がします。


ガッカリしたときには、ガッカリ。
しょんぼりしたときには、しょんぼり。

(´・ω・`)

自分の気持ちには、
正直にありたいものです。

ガッカリとか、しょんぼりとか、
ムカつくーとか、悔しいとか
そう思う後ろ向きな気持ちも、自分の一部。

人間の心は、前向きな気持ちだけで
構成されているのではありません。

ガッカリし尽くせば、
しょんぼりし尽くせば、
自然と気持ちは前向きになります。

人間の心には、
超回復の力が備わっています。

前向きになるために、
抗うつ剤なんて必要ありません。

抗うつ剤は、ゴミ箱へポイッ。


最後に、この言葉をもって
今回の文章を締めたいと思います。

前向きな人は、陽気。
後ろ向きな人は、陰気。

常に前向きな人は・・・


病気。

 

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“フルのタイム=持久係数×ハーフのタイム”の間違った使い方 ~12月12日から18日までの調整メニュー・本番~

・12月12日(月)
 お休み

・12月13日(火)
 シャトルラン×4セット → 7km坂道ジョグ → ウィンドスプリット×6本

・12月14日(水)
 ジョグ → 8kmビルドアップ走 → ジョグ

・12月15日(木)
 お休み

・12月16日(金)

・12月17日(土)
 移動日(初めて山口県へ旅行)

・12月18日(日)
 防府読売マラソン(2時間44分27秒、3分54秒/km)

 

今回のフルマラソン↑の目標タイムは、
2時間40分でした。

ただ、11月の中旬に体調を崩したため、
2時間40分を切るのに必要な1kmあたりのペース
キロ3分45秒で走るのが、相当つらくなっていました。

だから、
「目標クリアは、今回は無理かなぁ~」と思い、

次の計算式を使って、
目標が手の届く範囲にあるか確かめてみました。


・フルマラソンのタイム ÷ ハーフマラソンのタイム = 持久係数
⇒ フル = 持久係数 × ハーフ

今回の計算で用いた数値は、次の通りです。

・持久係数:2.06~2.2(これまでのレース経験による)
・ハーフ:76.63(ハーフのベストタイムを1時間16分38秒を分に換算)

すると、導かれるフルの想定タイムは、
2時間38分弱~2時間48分30秒。

目標タイム2時間40分は、範囲内に入っている、OK!
ってなことを考えていたわけです。


経験上、概ねこの計算の使い方は正しいのですが、
今回、ある落とし穴にはまっていました。

ハーフのタイムに入れる数値を、
ハーフの自己ベストを入れてしまったことです。

今シーズンの調子を考慮に入れるのであれば、
今シーズンのハーフのタイムを使うべきでした。

つまり、府中多摩川ハーフの1時間19分36秒
79.6を使わなくてはいけませんでした。

すると、上記の計算式から導かれる
フルの想定タイムは変わってきます。


改めて計算し直すと、

・想定タイム:2時間44分弱~2時間55分

もし今回、正しい計算式を用いていたら、

想定タイムの上限が、
目標タイムより4分弱不足しているとわかりました。

10分、15分オーバーなら再検討確定も、
5分以下であれば、目標を修正しようか悩むところです。

まぁ、僕ならば、
間違いなく、GOサインを出しますけどね。


フルの想定タイムを導した計算式を再掲します。

・フル = 持久係数 × ハーフ

計算式におけるハーフの数値には、
今シーズンのハーフマラソンのタイムを代入すること。

ハーフの自己ベストを入れては、意味がないのです。
特に、直前に体調を崩したときは、なおさらのこと。

ハーフの自己ベストを代入したことが
今回スッポリはまった落とし穴の正体でした。


また、この計算式には、
僕のように安心感を得るためではなく、

達成したい目標タイムが高すぎないか
チェックする役割もあります。

目標タイムが、計算式から導かれたタイムを
10分も20分も上回るタイムであれば、
絶対に目標を見直す必要があるでしょう。

“無理・無茶・無謀三兄弟”と昵懇の仲である
僕であっても、目標を下方修正します。

そんな無謀な目標タイムに挑戦しても、
挫折するのは火を見るよりも明らかです。


最後に、一言。

・フルの想定タイム:2時間44分弱~2時間55分
・今回のタイム:2時間44分27秒

今回のタイム、まぁまぁじゃん。

( ̄∇ ̄)v エッヘン


週間走行距離:72km


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2時間40分切りの夢を見た ~第47回防府読売マラソンの結果~

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<タイム>
~5km : 19分38秒        (3分56秒/km)
~10km:38分27秒    18分49秒(3分46秒/km)
~15㎞: 57分29秒    19分02秒(3分48秒/km)
~20km:1時間16分25秒 18分46秒(3分45秒/km)
~25km:1時間35分05秒 18分50秒(3分46秒/km)
~30km:1時間54分23秒 19分18秒(3分52秒/km)
~35km:2時間14分03秒 19分40秒(3分56秒/km)
~40km:2時間35分02秒 20分59秒(4分12秒/km)
~fin :    2時間44分27秒  9分25秒(4分17秒/km)

※2列目に記したタイムは、5km毎のラップタイム
 カッコ内のタイムは、その区間における1kmあたりの平均タイム


2016年シーズン、最大の目標レース
防府読売マラソン

2017年の1月から3月末までは、
休養シーズンと事前に決めていたので、

2016年度のフルマラソンは、
今回の防府ラソンが最後でした。


前日の東京から山口への移動で、
これといって特にトラブルは起こらず。

反対に、飛行機の機内では、
真後ろの席に川内優輝選手、

食事もホテルの環境もGOODと、
良い兆候が続きました。

調子に若干の不安があったものの、
スタートラインに立つまで、
順調そのものでした。

大会当日の天候も晴れ。

気温も大体13~15度くらいと、
フルマラソンを走るのには適温だった気がします。

これでは、下手な記録を出したら言い訳できんのう
と思うほど好条件が揃いました。


スタートから20kmあたりまでは、
とても順調かつ快適に走れていました。

最初の5kmは、速めのジョグペースで走り始め、
5km地点にかけて徐々にペースアップ。

その後も、同じペースで走っているランナーと並走して、
順調に前方のランナーを抜いていきました。

10km以降は、
時計をいちいち確認しませんでしたが、

レース後、時計を確認したところ、
20km地点まで、ほぼイーブンペースで走れていました。


ハーフ地点を過ぎて、ふと時計を確認したら、
ハーフの通過タイムが、およそ1時間20分ちょい。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

タイムを見たときは、うれしかったです。
まだ距離が残り半分もあるのに。

この一瞬は、今シーズンの目標である
2時間40分切りを達成できる夢を見れました。

たぶんこの辺り、20~25km区間が、
一番気持ちよく走れていたのかもしれません。


ただ、夢を見てしまったら、
現実に戻らなければなりません。

25km以降、早くも脚が痛くなってきて、
ペースも1kmあたり6秒ほど落ちてきました。

それでも35km地点までは、
なんとか粘れたはずです。

30km~35km地点まで、
1kmあたりの平均タイムが3分56秒と、
キロ4分を超えずに耐えていました。


けれども、35km以降はそうはいかず。
ガクンとペースが落ちました。

時計を見ずとも、ペースがガタ落ちしているのが
実感できるほどのペースダウンでした。

実際、35km~40kmまでの区間で、
1kmあたりの平均タイムは、4分12秒。

最長で1kmあたり、
4分20秒近くかかった箇所もありました。

脚がずっと痛かったので、
つらいー、つらいーと感じつつ、

さらに、ペースが落ちているので、
周囲のランナーに抜かれ、余計つらいー
と思いつつも、なんとかゴールへ。


ゴールタイムは、
2時間44分27秒でした。

かろうじて2時間45分を切ることはできましたが、
目標タイムは、はるか遠方。

風なし、適温、高速コースという万全の環境でも、
このタイムです。

今の実力を思い知らされました。

レースから1か月以上たった今だから、
“ある程度”は冷静に振り返れますが、

レース直後は、身近に蹴っ飛ばしていい物があったら、
間違いなく蹴り飛ばしていたはずです。

それほど今回のレースの結果に対しては、
悔しい気持ちで一杯でした。

当時のことを思い返すと、その気持ちが蘇ってきて、
また物を何か壊してしまいそうなので、
この辺で終わりにします。


よい子のみんなは、物を大切にね。

 



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